55歳。早すぎるよ。
岩田さんは現場経験、経営感覚、そしてなによりも
ゲームに対する情熱と愛情を持っている方でした。
こんな人なかなかいません。
任天堂は後継者選びで苦労するでしょう。
彼の業績や理念は、岩田さんが大好きで、岩田さんを大好きな、
糸井重里さんのほぼ日の特集を見ると理解できると思います。
読み物としても面白いので、是非ご覧ください。
任天堂の最新機種であるWiiUは、ライバル機であるPS4と比べて販売台数で苦戦しています。
でもこれって、任天堂はソニーと戦って負けているというより、
スマホ・タブレットとの戦いで伸び悩んでいる状況と言えます。
ほぼ日の対談を読むとわかりますが、岩田さんは処理速度とグラフィック性能を競うだけの
『ゲーム専用機』には未来は無いと感じていたのでしょう。
事実、DS・Wiiは処理速度やグラフィック性能を捨てた戦略で大ヒットしました。
その後、スマホ・タブレットが凄まじいスピードで普及。
今や子供たちは自分のデバイスで動画を視聴し、
iOSやAndroidのゲームをダウンロードして遊んでいます。
かく言う私も実は、PS4・WiiUどちらも買っていません。ん?何か忘れている気がする。まあいいか。
岩田さんの危惧していたように、ゲーム機を起動する動機そのものが薄れているのを感じます。
任天堂に「WiiUをリビングの中心にしたい」という構想があるのなら、
私的にはメディアプレイヤー機能が必須なんですが・・・。
その点、PS3は良い機種でした。
PS4も最近ようやくメディアプレーイアー機能を実装したそうですけど。遅いよ。
あとはやはりインターネットとの連動性ですね。
インターネットブラウジング機能の充実は必須として、
SNS等でオススメされているソフトを直接購入・ダウンロードしにいけるような仕組み。
まずは知ってもらうことと、そこから購買してもらうまでの障壁を下げないと。
これって一条さんにも通じるものがありますよね。
知ってもらう、体験してもらうまでが大変だけど、商品には絶対の自信があるという。
一条さんの場合は他のHMよりも、ユーザーブログやSNSが機能的に作用していると思いますが。
と、強引に家の話に関連付けてみる。
理念はあるけれどゲーム以外の周辺開発力が弱い任天堂と、
開発力はあるのにビジョン無しに機能を乗せるだけに見えるソニー。
いいとこどりできれば、Appleにも対抗できると思うんだけどなぁ。
少なくとも、一部株主が要求するようにスマホの軍門に下って単なるコンテンツ屋になるのは、
絶対に下策だよ。
今はただ、岩田さんのご冥福と、彼や山内組長が見据えていた
ゲームの未来が実現することを祈りたいと思います。
・・・なんかMOTHER2やりたくなってきた。
GBAとMOTHER1+2を発掘してこよう。
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