それでは、今後金利はどうなるのか。
それは誰にもわかりません。
確かに現在の低金利には世界経済も含めて特殊な事情が絡んでいると言えますが、
だからと言ってそれがいつ解消されるかはわかりませんし、永遠に続くかもしれません。
それが確実に読めるなら、住宅ローンごときの金利で悩むより、
債券相場とかで儲けた方が良いと思いますw
ところで、みなさんは生命保険に加入していますか?
日本の生命保険世帯加入率は9割以上だそうです。
つまり、10世帯中9世帯は何らかの生命保険に入っているということです。
日本人は保険に対する意識が高いということが伺えます。
実は、変動金利と固定金利の差額というのも、保険と似たような意味を持っています。
もし自分が老人になるまで死なないことがわかっていたら、生命保険に入る人はいません。
同じように、金利が上昇するかどうかが読めないからこそ、
保険として固定金利を選ぶ意味があります。
問題はそのコストです。
保険にどれだけのコストを支払うのが妥当かというのは、
それぞれの収入、家庭の状況、抱えるリスクによって事情が異なります。
例えば、既に十分な資産があるなら生命保険を掛けなくても問題無いでしょうし、
既往症等のリスクがあるなら保険の意味は増すでしょう。
ただ、保険会社にとっては、保険を使う可能性が低くて保険料だけ収めてくれる人が一番なので、
リスクを持っている人は加入を拒否されたり、保険料が上がったりします。
ところが、住宅ローンの金利固定コストは逆です。
金利固定コスト=変動金利と固定金利の差と考えられますが、
一般的に属性が悪い(頭金が少ない、収入が少ない、仕事が不安定)人ほど、
変動金利の優遇金利幅は小さくなるものと思われます。
つまり、貧乏人ほど金利固定コストが小さいのです。
なぜこんなことが起こるかと言うと、フラット35は期間と頭金以外で金利に差が付く条件が無く、
審査の条件も緩めだからです。
これは極論ですが、その分のしわ寄せというのは、
属性の良い(頭金が多い、収入が多い、仕事が安定)利用者に
本来その人が負担すべき分よりも高い金利として押し付けられていると言えます。
若しくは、住宅金融支援機構債権を購入した投資家かな?
景気回復が遠のけば、日本版サブプライムが顕在化する可能性も
あるかもしれないと思っているのですが・・・。
考えすぎでしょうか。
しかも、以前は頭金1割用意しないと大幅に上がっていた金利が、今は少ししか上乗せされません。
差額はお国の予算で負担してくれるそうです。
税金でサブプライム層にも家を買いやすくしてくれる、美しい国ニッポン。
ハウスメーカーのような家を売る側の人達は、
お金が無い人には変動金利を勧めてきます。
変動金利の方が支払額が少なくなり、購入のハードルが下がるからです。
「20年程前から金利は下がり続けている」とも言われます。
でも、過去がそうだったからと言って、それが続く保証なんて無いです。
「生まれてから30年死ななかったから生命保険は必要ない」
と言う人はいませんよね。
なお、「収入が少なくて固定金利は厳しいです」というケース。
これはそもそもの購入金額に無理があると判断せざるを得ません。
変動金利を選ぶのは、金利が上昇したら一括返済できる人や、
繰り上げ返済でリスク内包期間を減らせる場合だけにした方が無難です。
特に現在の日本経済は、前回までで説明した通り、
過去に直面したことの無い状況を迎えています。
政府の経済施策が(成功か失敗かに関わらず)今のフェーズを終了する時には、
金利が大きく動く恐れはあると思います。
で、そう言うお前はどっち選ぶんだって話ですけど、
ここまでの書きぶりで既におわかりかもしれませんが、
私はフラット35にしておこうと思います。
ええ、ポジショントークですとも。
実は、地元の一条さん提携銀行で変動金利も検討したのですが、
私の収入が少ないせいなのか、保証料込みで1.0%までしか出してもらえなかったんですよ。
ていうかHP見ても保証料別で0.975%だし。
そもそも県内どこも店頭金利2.6%で、東京とかと比べて高めだし。
HPに出てるのが最優遇金利なんですかね?田舎だから競争が激しくないんだろうか。
諸事情(これも次回書きます)により、ネット銀行の変動金利も選択肢から外したので、
自動的に金利固定コストが低い状態になってしまいました。
正直、変動金利で0.6%代とか出してもらえた人が羨ましい!
でも、でもね。
ここまで長々と書いておいて今更なんですけど、
実のところ住宅ローン返せなくなっても死にゃしません。
家は失いますが、自己破産すれば全然生きていけます。
人様(債権者とか)に多大な迷惑をかけることと、クレカが使えないこと等に目をつぶれば、
以前の賃貸暮らしに戻るだけです。
そういうのさえ気にしなければ、資金に余裕が無いのに変動金利で博打を打っても問題無い。
・・・私はビビりだから胃に穴空きそうなのでやめときますけど。
【今回のまとめ】
変動で大きな優遇金利を受けられない人こそフラット有利
固定金利で返せないような建築計画はそもそも無理がある
でも金利上昇で踏みあげられても死にゃしない
って、どんなまとめだよ
次回は、色々調べてみた中で「これは注意した方がよくね?」と感じた住宅ローンについて、
個別に書いてみたいと思います。
【参考になる情報多数のブログ村はこちらから】
ハウスメーカーのような家を売る側の人達は、
お金が無い人には変動金利を勧めてきます。
変動金利の方が支払額が少なくなり、購入のハードルが下がるからです。
「20年程前から金利は下がり続けている」とも言われます。
でも、過去がそうだったからと言って、それが続く保証なんて無いです。
「生まれてから30年死ななかったから生命保険は必要ない」
と言う人はいませんよね。
なお、「収入が少なくて固定金利は厳しいです」というケース。
これはそもそもの購入金額に無理があると判断せざるを得ません。
変動金利を選ぶのは、金利が上昇したら一括返済できる人や、
繰り上げ返済でリスク内包期間を減らせる場合だけにした方が無難です。
特に現在の日本経済は、前回までで説明した通り、
過去に直面したことの無い状況を迎えています。
政府の経済施策が(成功か失敗かに関わらず)今のフェーズを終了する時には、
金利が大きく動く恐れはあると思います。
で、そう言うお前はどっち選ぶんだって話ですけど、
ここまでの書きぶりで既におわかりかもしれませんが、
私はフラット35にしておこうと思います。
ええ、ポジショントークですとも。
実は、地元の一条さん提携銀行で変動金利も検討したのですが、
私の収入が少ないせいなのか、保証料込みで1.0%までしか出してもらえなかったんですよ。
ていうかHP見ても保証料別で0.975%だし。
そもそも県内どこも店頭金利2.6%で、東京とかと比べて高めだし。
HPに出てるのが最優遇金利なんですかね?田舎だから競争が激しくないんだろうか。
諸事情(これも次回書きます)により、ネット銀行の変動金利も選択肢から外したので、
自動的に金利固定コストが低い状態になってしまいました。
正直、変動金利で0.6%代とか出してもらえた人が羨ましい!
でも、でもね。
ここまで長々と書いておいて今更なんですけど、
実のところ住宅ローン返せなくなっても死にゃしません。
家は失いますが、自己破産すれば全然生きていけます。
人様(債権者とか)に多大な迷惑をかけることと、クレカが使えないこと等に目をつぶれば、
以前の賃貸暮らしに戻るだけです。
そういうのさえ気にしなければ、資金に余裕が無いのに変動金利で博打を打っても問題無い。
・・・私はビビりだから胃に穴空きそうなのでやめときますけど。
【今回のまとめ】
変動で大きな優遇金利を受けられない人こそフラット有利
固定金利で返せないような建築計画はそもそも無理がある
でも金利上昇で踏みあげられても死にゃしない
って、どんなまとめだよ
次回は、色々調べてみた中で「これは注意した方がよくね?」と感じた住宅ローンについて、
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