誰しもが一度は考える問題です。
誰かに「賃貸は家賃を払い続けるだけで何も残らない」と言われたことがある人は多いのではないでしょうか。
そしてそれには、「だから、どうせお金を払うなら家を買った方が良い」と続きます。
しかし、資産として家を持つのは、同時にリスクも抱えるということです。
① 経年劣化
私の実家は築25年ほどですが、約15年目に大幅なリフォームをしました。
諸行無常という言葉がありますが、住居も当然劣化していきます。
特にトイレやキッチン等の水回りは、ほぼ確実に手当てが必要になると思います。
他にも外壁の補修、屋根の雨漏り・・・。
考えられるリスクは幾つもあり、そのどれもが数十万から数百万の費用がかかります。
賃貸も退去時に原状回復費用を支払う必要がありますが、
持ち家の修繕に比べたらハナクソみたいなものです。
② 災害
日本は地震大国と言われています。
私は生まれてからたかだか30数年ですが、
その間にも阪神淡路、中越、東日本と死者が多数出るような地震が何回かありました。
そこまで大規模ではない活断層型の局地地震でも、
自宅の直下で起きれば影響は避けられません。
もちろん一番大切なのは自分や家族の命ですが、
地震の影響で家に住めなくなったり、補修に多額の費用がかかるのも、
その後の人生に大きな影響を与えます。
備えとして保険に加入することも考えられますが、
通常の火災保険とは別に地震保険に加入する必要がありますし、
火災保険よりも保障の範囲が限定されます。
③ リストラ
今の時代、どんな会社でも倒産やリストラの可能性はあります。
そこまで行かなくとも、ボーナスが増減することなんてザラでしょう。
一流企業と言われたソニーやパナソニックも、事業整理とリストラが続いています。
住宅ローンは、長ければ35年も払い続けるものです。
その間にリストラ等で返済ができなくなると家を手放さなければなりませんが、
ローンの残額以上で売却できる可能性があるのは都心のマンションくらいでしょう。
そうなると借金だけが残ります。
空き家が増え続ける日本、特に地方では、買い手を見つけることも難しいかもしれませんが。
・・・書き出すほどにネガティブな要素ばかり出てくるw
しかし、こんなブログを書いているということは、私は持ち家を選択しようとしています。
その理由は次回。
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