2015年6月10日水曜日

平屋 × i-smart

一般論ですが、平屋には以下のような特徴があると言われます。


【メリット】

① バリアフリー
子供が小さい時、体調が悪い時、怪我や障害を負った時。
様々な場面でその恩恵を受けることができます。
特に年老いてからは重要です。今は若い人でも、老いは必ずやってきます。

② 生活動線が短くてシンプル
掃除機をかける。洗った洗濯物を干す。逆に乾いた洗濯物をクローゼットや脱衣所に運ぶ。
朝食を作りながら寝ている子供を起こす。逆にリビングで眠ってしまった子供をベッドに運ぶ。
このような時、一般的な間取りの二階建てでは階段の昇り降りが必要になります。
平屋なら移動距離も労力も最小限。

③ 耐震性能を確保しやすい
上の階の荷重が無い分、壁量を減らすことができます。
これにより、間取りの自由度が上がります。

④ 建築コストを抑えられる
平屋なら階段や2階の廊下・ホールの分、施工面積が減ります。
トイレも二階建ての場合は例え家族が少人数でも1階・2階両方に欲しいですが、
平屋で2~3人暮らしなら1つで十分ではないでしょうか。

【デメリット】

⑤ ある程度広い土地が必要
場所によっては、施工費用よりも土地代の方が高くなることもありそうです。

⑥ 日当たりに注意が必要
大抵の家は2階建てですので、既に平屋が建っている場合以外は、
隣家も2階建てを想定する必要があります。
⑤とも関連しますが、南側に一般的な2階建てが建った場合、
最低でも7~8m程度は距離を取らなければ、
季節によっては1日中室内に日光が差さない可能性があると思われます。
2階建てならば二階にリビングを設置するという手もありますが、平屋ではそれも不可能です。
取れる対策は天窓くらいでしょうか。

⑦ 防犯面で不利
二階建てなら確実に安心というわけではありませんが、
侵入されやすい経路は平屋の方が確実に多いでしょう。
プライバシーという点でも、隣人や歩行者の視線が気になります。

⑧ 建築コストが高くなる
④と矛盾するようですが、基礎や屋根の面積が広がる分はコストが上昇します。


これらについて、i-smartの特徴がどのように作用するかを考えてみます。

① バリアフリー
特にプラスもマイナスも無いと思います。
あえて言うなら、スリットスライダーは引き戸なのに床レールが無いので、
バリアフリーに一役買ってくれるかもしれません。

② 生活動線が短くてシンプル
これも特にプラマイゼロですかね?

③ 耐震性能を確保しやすい
耐震性能を重要視する一条工務店は、最高等級である”3”にならない設計はしないそうです。
これを満たすための制約により、設計の変更を余儀なくされた方も多いのではないでしょうか。
中でも採用するのが難しいと言われるのが、4マスパノラマウィンドウです。
パノラマウィンドウはi-smartの特徴の一つでもあり、特に最大サイズである4マスのものは
日当たり・解放感・利便性どれを取っても素晴らしいです。
この4マスパノラマも、平屋ならば2階建てより設計の制約が少なくなるため、
間取りに組み込みやすくなります。
なお、広い窓はEPS断熱が施された壁面と比べると断熱性能が劣りますが、
逆に考えると昨年末頃から導入された防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシの恩恵を
最大限に受けられるとも言えます。
どうでもいいけど防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシって兵器の名前みたいでカッコイイですね。
ハードキル型アクティブ防護システム的な。
めっちゃ防御力高そう。

④ 建築コストを抑えられる
i-smartに限ったことではありませんが、一条工務店は単純に施工面積×単価で施工費用を計算するため、
私のように施工費用の相場に詳しくない素人にとっても、目に見えやすいメリットとして働きます。

⑤ ある程度広い土地が必要
これはどうしようもありませんね。

⑥ 日当たりに注意が必要
これまでのi-smartの施主は、殆どの方が太陽光発電を採用してきました。
その場合は南側の建物だけではなく、南東・南西の建物や電柱にも気を配る必要があります。
よって、この項目については逆にデメリットが増幅されると言えるかもしれません。
太陽光発電を採用しない場合を除いては。

⑦ 防犯面で不利
現在は前述の防犯ツイン(中略)サッシと、簡易な防犯警報装置が標準装備となっており、
一般的な平屋よりは防犯面での不安が少なくなっていると思います。
ちなみに防(中略)サッシの標準化は期間限定みたいなことを営業さんから言われましたが、
個人的にはキッチンカウンターやハイドロテクトのキャンペーンと同じく、
終わる終わる詐欺ではないかと思います。

⑧ 建築コストが高くなる
③でも書いた通り、一条工務店は耐震性能に敏感です。
土地に関しても他のHMだったら布基礎になるところにベタ基礎、
ベタ基礎になるところに地盤改良を要求されることもあると言われます。
ソイルセメントや鋼管杭はただでさえ費用がかさみますが、
平屋だと2階建ての倍の費用がかかることになります。
これもデメリットが大きく出る部分と言えるでしょう。
ただし太陽光発電を採用する場合は、屋根が広くなることにより
搭載量が増えるというメリットもあります。
ちなみに太陽光発電について補足すると、i-smartは追加費用無しで3.5寸勾配を選択できます。
3.5寸勾配は1.5寸勾配に比べ発電効率に優れるため、これはi-cubeには無いメリットです。


長々と書いてきましたが、まとめると、

・そもそも一条工務店と平屋は相性が良い

・更に4マスパノラマウィンドウも採用しやすい

・太陽光発電を採用するなら発電量で有利

という3点において平屋との親和性が高いと考え、我が家はi-smartを選択しました。

日当たりや地盤に懸念があるなら無理にオススメはできませんが、
皆さんも一度、平屋×i-smartを検討されてみてはいかがでしょうか。


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